ハワイでレイを贈る意味と文化を紹介する、花のレイを身につけた女性とハワイの海

ハワイで「レイ」を贈る、本当の意味。

ハワイと聞いて、

「レイ」を思い浮かべる人も多いと思います。

色鮮やかな花をつないだ首飾り。

ハワイに到着した人を、

「ALOHA!」

と迎えながら首にかける。

そんなイメージがあります。

だから私も以前は、

レイは「ハワイの歓迎の花飾り」

くらいに思っていました。

でも

レイについて知っていくと、

どうやらそれだけではないようです。

ハワイの人々にとってレイは、

誰かを想う気持ちを、形にして贈るもの。

そこには、ハワイの文化そのものが詰まっていました。


レイは、花だけではない

「レイ」と聞くと、

たくさんの花をつないだものを想像します。

もちろん、それもレイです。

でも、レイに使われるものは花だけではありません。

葉。

木の実。

種。

貝殻。

羽。

さまざまな自然の素材からレイは作られてきました。

そして使われる素材や作り方には、

その土地ならではの意味や背景を持つものもあります。

つまりレイは、

単なる「花のネックレス」ではないのです。


レイは、気持ちを贈るもの

レイは、さまざまな場面で贈られます。

誕生日。

卒業。

結婚。

記念日。

歓迎。

感謝。

そして別れのときにも。

うれしいときだけではありません。

大切な人に、

「ありがとう」

「おめでとう」

「あなたを大切に思っています」

そんな気持ちを伝えるためにレイを贈ります。

言葉だけでは伝えきれない想いを、

ひとつひとつつないで、

相手に渡す。

そう考えると、

レイの見え方が少し変わってきます。


なぜ「つなぐ」のでしょう

レイには、もうひとつ印象的なところがあります。

花や葉などを、

ひとつずつ、つないで作ること。

一輪だけでは、レイにはなりません。

いくつもの花や葉がつながり、

ひとつの輪になります。

人と人。

人と土地。

人と自然。

過去と現在。

ハワイ文化では、人間だけを切り離して考えるのではなく、自然や土地、祖先とのつながりが大切にされてきました。

レイの輪を見ていると、

そんなハワイの考え方まで重なって見える気がします。


レイを作る時間も、贈り物

手作りのレイには、

完成したものだけではない価値があります。

花を集める。

葉を選ぶ。

一つひとつ手に取り、

つないでいく。

当然、時間がかかります。

でも、その時間も含めて相手への贈り物なのかもしれません。

誰かのことを思いながら、

一本のレイを作る。

だからこそ、

レイを贈るという行為には、

物を渡す以上の意味が生まれるのでしょう。


ハワイには「レイの日」がある

ハワイには、

レイそのものを祝う日まであります。

5月1日の「Lei Day(レイ・デー)」です。

1920年代に始まった文化で、

現在もハワイ各地でレイにまつわるイベントやコンテストなどが行われています。

そして有名なのが、

“May Day is Lei Day in Hawaiʻi.”

という言葉。

毎年5月1日になると、

ハワイではさまざまなレイを見ることができます。

それだけレイは、

ハワイの人々にとって身近で大切な存在なのです。


島によって違う「レイ」

さらに面白いことがあります。

ハワイの主要な島々には、

それぞれを象徴する植物や色があります。

たとえば、

オアフ島なら黄色のイリマ。

マウイ島ならピンクのロケラニ。

ハワイ島なら赤いオヒア・レフア。

カウアイ島なら紫色のモキハナ。

島ごとの自然や植物が、

レイにも表れています。

レイを知ることは、

ハワイの島々を知ることでもあるのです。


レイをもらったら

もしハワイでレイを贈られる機会があったら。

それは、

ただ「ハワイに来た記念にもらった花」

ではないのかもしれません。

誰かがあなたを歓迎する気持ち。

祝福する気持ち。

感謝する気持ち。

大切に思う気持ち。

それを、

目に見える形にして渡してくれたもの。

だからレイは、

身につける人だけではなく、

贈る人と、贈られる人の間に生まれるもの

なのだと思います。


一本のレイに込められたもの

ハワイのお店には、

色鮮やかなレイが並んでいます。

観光地でも、

ホテルでも、

空港でも見かけます。

だからつい、

「ハワイらしい飾り」

として見てしまいます。

でも、その一本のレイの向こうには、

花や植物があり、

それを育んだ土地があり、

作った人がいて、

贈る相手がいる。

そして、

そのすべてがひとつにつながっている。

もしかするとレイとはながり」を、目に見える形にしたものなのかもしれません。

次にハワイでレイを見かけたら、

花の美しさだけではなく、

その「輪」に込められた想いも、

少し感じてみたいと思います。

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